タイトル | ミラーズエッジ カタリスト |
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発売日 | 2016年6月9日(日本版) |
対応機種 | PC,PS4,XboxOne |
参考価格 | ¥1,944(PSstore定価) →セールで¥680で購入 |
2018年末に行われていたPS Storeの年末セールにて購入した『ミラーズエッジ カタリスト』をクリアしました。
珍しく購入してすぐにクリアまでいけたので、さっそく感想をまとめてみました。
- 概要
- 【Good】パルクールアクションが気持ちいい
- 【Good】ビジュアルがカッコいい
- 【Good】足音が良い
- 【Good】日本語吹き替え
- 【Bad】移動が疲れる
- 【Bad】リトライ時のロードがだるい
- 【Bad】サイドミッションは地獄難易度
- 【Bad】ストーリーは薄味
- 総評
概要
疾走感あふれる独特なパルクールアクションが魅力の一人称視点のアクションアドベンチャーです。前作である『ミラーズエッジ』の続編にあたります。
私は前作は未プレイ。アクション要素は前作をやっていなくても問題ないのですが、ストーリー的には前作をプレイしている方がより楽しめそうな内容ではありました。
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【Good】パルクールアクションが気持ちいい
本作の最大の特徴は「パルークールアクション」を一人称視点で行う点。
街を駆け抜けながら、柵を飛び越え、壁をよじ登る…など全てを一人称視点でやっていくので、臨場感と没入感は高いです。
さほど難しくない操作で、壁ダッシュ、壁キック、着地時のロールなどなど、様々なテクニックを駆使することが出来ます。うまく使いこなしてスピードを保ったまま走り続けられると爽快感バツグン。ハイになれます。
昔プレイしたアサシンクリードユニティの感覚を思い出しました。ちょっとした入力方向やボタンのタイミングによって、より華麗なパルクールが決められる、あの感じ。あれをもっとシビアにして、ユーザーにより高いレベルを求めてくるのが『ミラーズエッジカタリスト』です。
一方で3D酔いしやすい方は要注意。酔いやすい要素が満載です。
【Good】ビジュアルがカッコいい
舞台となる街は高層ビルも立ち並ぶようなハイテクシティ。
白をベースにしつつ、暴力的なくらいに彩度の高い色のサインやらネオンやらがいたるところにあり、非常に色鮮やかで未来的。それでいて、巨大複合企業が世の中全てを牛耳っている世界なので、あまりに統制されたキレイな街並みには良い意味での嘘っぽさもあります。
UIの類も結構イケてて、これがマップ。
ちなみにオープンワールドになっていて、収集要素も結構ある。
スキルツリーの画面もいい感じにシュッとしてました。
【Good】足音が良い
このゲームの大半を占める音、それはBGMではなく…足音!
ガラスの床を駆ける音、砂利道を駆ける音など、素材の違いに合わせて足音が変わるのは当然ですが、音自体のクオリティが高いと感じました。没入感アップに一役買っていたと思います。
【Good】日本語吹き替え
走り回りながら無線で味方と通話するので、日本語吹き替えになっている点はとても良かったです。字幕だったら絶対に読めない!
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【Bad】移動が疲れる
さて、ここからはいまいちに感じた点。
まずはやはり、オープンワールドになっているので「移動」がつきものなのですが…パルクールアクションはいくら楽しいとはいえども、常に疾走していると疲れます。緊張状態が解かれないからですかね。
あとは似たようなアクションをずっとし続けることになるのも、疲れる・飽きる原因です。Goodにも挙げたように、最初のうちは真新しさもあって動かすだけでも楽しいですが、そのうち同じアクションばかりだと感じることになりました。
そこでさらにハイレベルなテクニックを使ってみようとか、モチベーションを自ら高めていくような心意気が必要です。
【Bad】リトライ時のロードがだるい
一部箇所のパルクールアクションでは、シビアな入力が求められたり、一瞬の判断で動かなくてはならない事があり、操作を誤ると落下、リスタートとなります。
このリスタート時のロードがいちいち長い!20秒弱は待たされるので、リトライが重なるような難しいポイントでは、結構ストレスが溜まります。
しかも、何故ミスになったかが明確なときはまだ良いのですが、「今の操作何がダメなん!?」みたいな理不尽なところもいくつか。そのたびに長いロードで待たされるので、正直進めるのが面倒になってくるときもありました。
【Bad】サイドミッションは地獄難易度
プレイ済みの方の多くが共感されるところかなとも思いますが、本作のサイドミッションの、とくに物を運ぶ系のものはありえないくらいに難しい。
何が難しいのかというと、鬼のようにシビアな制限時間が設定されていること。
まあまあの距離の移動が必要ですが、その道中で着地や駆け上がりなど全ての動作を文字通り完璧にこなさなければ制限時間内に運べません。ひとつでもミスるとゴール目前でタイムアップ、リトライです。
クリアできたとしても残り0.5秒とかそのくらいに余裕がない。かといってルートを試行錯誤するような余裕を与えてくれるわけでもなく、実地で最適なルートを模索するトライアンドエラーを繰り返すしか道はなく、リトライになれば数十秒のロードを強制されます。正直これはなかなかの苦行です…。
ってか、ミッションを依頼してくる側の人々なんて、主人公が到着するまでに屋上で「誰か〜誰か〜!」と叫びながら永遠に突っ立っているだけだったんですよ。なんで受け取ってから急に制限時間とか要求されなきゃいけないんですかね?(笑)
とはいえ、腕に覚えのあるアクションゲーマーの方ならば逆に燃える点かも知れません。いろいろなテクニックを駆使してやっとこさクリアできると確かに達成感は得られます。
ですが、ルートを模索しやすくしたり、そもそも制限時間ではなく"より速ければボーナスが入る"みたいな形にするなど、遊びやすさ的な面でなんとかならなかったかな…と。
【Bad】ストーリーは薄味
世界を牛耳る複合企業に対抗する反乱勢力…という対立構図でシンプルなのですが、そこまでアツくなれるほどの深みがあるわけでもなく、かなりあっさりとしていました。
全てがいい具合にお膳立てされていて、あとはプレイヤーは目的地まで走るだけ、です。ストーリーがいくら進んでもそこが変わらないから、徐々に飽きがくるかも。
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総評
独創的なビジュアルで描かれた世界を縦横無尽に駆け抜ける爽快感や、スピード感のある戦闘など、パルクールアクションとしてはかなりハイレベルで楽しかったです。なんといっても没入感が半端ない。
一方でプレイヤースキルもハイレベルなものが要求される場面もあり、トライアンドエラーを繰り返す過程では、リプレイの快適さが低いといった側面も顕著に感じられてしまいます。とくにサイドミッション。
さらにメインミッションはあっさり目のストーリー。物語が進んでもプレイングの変化が乏しいため、作業感が出てしまうことも。ただ、走ることが何よりの喜びである主人公のような「ランナー」の物語に、そこまで求めすぎてはいけないのかもしれません。ランナーとして生きるってそういうことかも。
セールで頻繁に安くなるので、疾走感・爽快感のあるパルクールアクションをやってみたいならオススメ。ただしサブミッションなどが苦行なので、自信がなければそれらはまともに付き合わないほうが良さそう。
▼PS Store版
2019.1.5時点の通常価格¥1,944円
(セール時は¥680円ほどになるので狙い目)
ミラーズエッジ™ カタリスト | 公式PlayStation™Store 日本
▼ディスク版での購入ならこちら
クリア時間 | 約13時間 |
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クリア時達成度 |
ストーリーは完遂 ただしサブミッションを含めた収集要素は全体の15%ほどの達成度 |
使用機種 | PS4Pro(Proだといくらかロード時間はましになるっぽい) |
筆者購入価格 | セールで¥680で購入、ダウンロード版 |
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